原作:藤沢周平
脚本:山本むつみ
出演:内野聖陽、段田安則、南果歩、近藤正臣 ほか
内野聖陽主演。剣客・銀次郎の視点で描かれる傑作時代劇。疾走する暴れ馬の首の骨を、一刀両断したと伝わる謎の秘剣「馬の骨」。その秘剣を求めて、剣客・石橋銀次郎が、六人の剣客と死闘を繰り広げる。銀次郎は、家中の熾烈な権力抗争、人間の醜い欲望に引きずり込まれていく。
(2005年8〜9月 NHK金曜時代劇にて放送)
*本編258分+特典約70分
収録内容:
Disc壱
第一回「密命」
北国の初夏。謎の秘剣「馬の骨」を求めて、江戸から石橋銀次郎がやって来る。早速、「馬の骨」の創始者がいた矢野道場を訪ね、当主・藤蔵に試合を申し出る。一度は断られるが、銀次郎は、探った藤蔵の弱みを脅迫して、木刀で試合をする…。
第二回「武士にあるまじき者」
秘太刀の継承者は誰か?銀次郎は矢野道場の高弟五人と戦う。一人目は沖山茂兵衛。試合拒否の沖山に、賄賂の事実ありと脅迫し、立ち合わせる。銀次郎は肋を折る大怪我をするが、沖山は馬の骨の使い手ではなかった…。
第三回「拳割り(こぶしわり)」
銀次郎は、亡き息子の嫁との間に不義があったとする偽の証人を仕組み、内藤半左衛門との立合いを果たす。次の相手、長坂権平は生来の気弱さから、御前試合に負け、妻が実家に戻っていた。男らしく戦えば妻は帰ると口説いて、試合となる…。
特典映像(約22分+フォトギャラリー):
【1】出演者インタビュー(計 約22分)
・内野聖陽(石橋銀次郎)編・・・約4分
・段田安則(浅沼半十郎)編・・・約5分
・麻里也(多喜)編・・・・・・・・・・・約4分
・南果歩(浅沼杉江)編・・・・・・・約5分
・近藤正臣(小出帯刀)編・・・・・約3分
【2】メイキングフォトギャラリー
・撮影やリハーサル場面等の写真を46点掲載。
Disc弐
第四回「甦る対決」
明けて二月、銀次郎は飯塚孫之丞を脅して立会いを迫る。五年前の御前試合で、孫之丞は井森敬之進と、ともに惚れた女を賭けて戦った。女の本心は敬之進を選ぶと思い込んで、勝ちを譲ったとの脅しに屈し、孫之丞は銀次郎と立ち合う…。
第五回「最後の一人」
高弟五人、最後の一人は北爪平九郎である。夜、亡兄の妻のもとに通う平九郎を、銀次郎は尾行、不義ではないかと疑い、試合に持ち込む…。そして、平九郎との対戦後、銀次郎は家老・帯刀に命を狙われていることを知る。
第六回(最終回)「暗闘(あんとう)」
銀次郎は半十郎と北爪の屋敷に行き、帯刀の陰謀を語る。それは七年前、帯刀が己の罪を隠そうと、先代の藩主に偽りの密告をしたことが発端だった。いよいよ物語は大詰めに。果たして銀次郎は「秘太刀 馬の骨」を目にすることは出来るのか…。
特典映像(約41分)
【1】殺陣(たて)のすべて(計18分)
(1)特訓(約8分)
・リハーサル風景/殺陣指導 新実(あたらし みのる)氏へのインタビュー
(2)技(約4分)
・銀次郎が使う技を紹介・・・神道無念流、沖縄古武術、天然理心流、不伝流
(3)秘太刀 馬の骨(約4分)
・誕生秘話など
【2】内野聖陽、一日密着(約23分)
・朝8時の現場到着から、深夜3時40分の撮影終了までの内野さんの長い一日を、リハーサル、撮影、休憩中も追いかけた密着レポート。